佐賀への移住には失敗が多い?リアルな体験談や移住のポイントを紹介

虹の松原や浜野浦の棚田があり、自然が多いイメージのある佐賀県。

この記事を読まれている方はふと都会での生活に疑問を感じ、なんとなく佐賀県での生活を想像されているのではないでしょうか?

ただし、

ファビコン

移住希望者

田舎でのゆっくりとした生活ばかりを期待していたら、実際は思いのほか不便だった!

という失敗談が多い点には注意が必要です。

移住前のイメージと移住後のリアルな実情とのギャップが、「こんなはずではなかった」という後悔を強めてしまう原因の一つです。

そこで今回いえらぼでは、移住者・在住者からの住みづらさを感じたという口コミを独自調査!

この記事を読めば、リアルな失敗談から移住の際の注意点・移住をうまくいかせるポイント・おすすめの移住先をしっかりと理解できます。

佐賀県に移住して良かった!と思えるように、まずは失敗ケースから学んでいきましょう。

1.【実録】佐賀移住で後悔…失敗体験談を紹介

まずは、佐賀に移住した方々のリアルな失敗談から確認していきましょう。

車の必要性や街の利便性、人間関係で気をつけるべき点など、移住する際に気をつけるべきポイントを、リアルな口コミを取り上げながらわかりやすく紹介していきます。  

1-1.佐賀移住の失敗体験談【生活面】

まずは、移住後に後悔したと感じた生活面での失敗談を紹介していきます。   

車がないと生活できない

佐賀に移住したのちに、車がないと生活できないことにストレスを感じた方もいるようです。

ファビコン

20代女性・18年

バスが1時間に1本しか来なかったりスーパーやコンビニが徒歩圏内になかったりと住むには不便だった。車なしでは生活できない場所だった。

ファビコン

30代男性・4年

成人して車がないと非常に行動範囲が狭くなってしまいます。地下鉄が通っているわけではありませんし、バスが頻繁に行き来しているわけではありませんので、車がなければ住みやすさは感じられません。

佐賀に移住する際の1つめの注意点が、基本的に車がないと生活できないことです。

2路線つ以上の電車を利用できるのは佐賀〜久保田間の2駅区間だけであるため、首都圏よりも公共交通機関の利便性がグッと低くなります。

また口コミにもあるように地下鉄も通っていないため、エリアによっては移動手段がバスしかなくなることもあります。

佐賀に移住する際には、事前に車の用意が必要であることも把握しておきましょう。

保険や税金を含め、佐賀では1.5〜2万円ほどの車の維持費が必要です。      

遊べるスポットが少ない

遊べるスポットの少なさに後悔している方もいます。

ファビコン

20代男性・1年

遊ぶところが少ないです。佐賀市内にはショッピングできるような場所が数カ所ありますが、いつも決まった定番の場所になってしまうためマンネリ化します。娯楽が少ないことがあまり良くない点です。

ファビコン

30代・女性

休日に遊びにでかけようにも県内は選択肢が少なく、大体いつも同じところ3箇所ぐらいで回さないといけないので、飽きてきます。

ファビコン

30代女性・1988年〜2012年

佐賀市内から出る場合、鳥栖市(車で1時間ほど)や福岡県(特急快速電車で40分ほど)が一番近くになるので、ブランドの服が欲しい、大きい商業施設に行きたい!という場合は遠出をしなければいけません。

ショッピングモールのような規模の大きい施設が限られていることも、事前に把握しておきましょう。

一般社団法人日本ショッピングセンター協会(JCSC)の「都道府県別・市区町村別SC一覧」によると、イオンのようなモールの数は16個しかなく、次の写真からもわかるように佐賀市に集約されています。

そのため佐賀に移住する際には、遊ぶ場所が限られることを把握しておくことも重要です。

田舎でゆったりとした生活をしつつ遊ぶ場所もほしいという方は、キャナルシティ博多やPARCOなどの若者に人気のスポットが集まる、福岡県寄りのエリアでの住まい探しをすることをおすすめします。  

1-2.佐賀移住の失敗体験談【仕事面】

ここからは佐賀県の仕事面に後悔した、という口コミを紹介していきます。   

雇用が不安定になりがち

商業施設の入れ替わりの激しさに、経済の不安を感じた方もいるようです。

ファビコン

30代女性・2010年ごろ

商業施設の入れ替わりが激しく、店じまいする施設が多いです。経済が回っていないのでしょうか。私が住んでいた近くの施設は、スーパーマーケットから電気屋、パチンコ屋、カラオケ屋…と次々に入れ替わっていました。

業種によっては雇用が不安定になる点にも注意が必要です。

佐賀県が公表しているデータによれば有効求人倍率も少しずつ減少しており、移住に合わせて転職する場合は仕事探しに苦労する可能性があることも把握しておきましょう。

 正社員の有効求人倍率は0.8倍ほどと、1人に1社の枠もない状態です。

リモートワークが可能になっている企業も増えてきているので、そういった企業を中心に仕事探しをしたり、フリーランスとして複数社から仕事を受けるという働き方も選択肢の1つです。

佐賀に移住するタイミングで仕事を探す際には、リモートワークに対応している企業にエントリーしておく、福岡県での就活や視野に入れられるエリアで住まい探しをするといった対策を講じておきましょう。

1-3.佐賀移住の失敗体験談【環境面】

次に佐賀県に移住した後に実感した環境面での失敗談を紹介していきます。   

車の運転に注意が必要

車やバイクの運転にストレスを感じた方もいるようです。

ファビコン

20代女性・学生時代

他県のひとからすると、平地しか運転しない車が多いので、運転が荒いように感じることも。坂道は佐賀ナンバーの後ろは車間距離をとってください。

ファビコン

50代男性・5年

佐賀県にはまだ暴走族がいます。そのため、真夜中のバイク走行音に悩まされることもあります。夜道が暗すぎて夜間運転は少し危険です。

佐賀に移住する際には、周りの車の運転に注意が必要です。

平地が多く車やバイクを飛ばしやすいうえに、時間帯によっては暴走族の存在に悩まされることが想定されています。

移住してしばらくの間は、周りの車やバイクの運転を注意深く観察しておきましょう。

「どの辺に道でどのくらいのスピードを出すものなのか?」を把握できれば、運転の荒さにストレスを感じてしまう機会も減るでしょう。

1-4.佐賀移住の失敗体験談【人間関係面】

最後に、佐賀に移住した際に実感した人間関係面での失敗談を紹介していきます。   

田舎の人間関係に面倒さを感じる

田舎の人間関係に面倒さを感じた方もいるようです。

ファビコン

30代女性・30年

メインとなる観光産業が少ないので、活気があふれる街ではありません。そして、観光客をもてなすような県民性でもない。

ファビコン

20代女性・18年

また田舎なので噂が広まるスピードは速く、世間体やご近所さんの目を気にしている人が多かった。

田舎ならではの、都会と違った人間関係も注意が必要です。

口コミにもあるように噂が広まるスピードや、ご近所さんの目を意識するしなければならないことも事前に理解しておきましょう。

また、プレジデント社の47都道府県別県民性大図鑑では、佐賀の県民性を

保守的で閉鎖的な性格があたり前

と表現しています。

佐賀に移住する際には、事前に保守的な県民性があることを理解しておくことをおすすめします。

人間関係に慣れるまでに、それなりの時間が必要であることを知っているだけで、田舎ならではのコミュニティに対するストレスを軽減できるでしょう。 

2.佐賀移住するならココ!おすすめの地域は兵庫北エリア

佐賀に移住した際のリアルな体験談を確認できたところで、ここからは移住におすすめのエリアを紹介していきます。

今回は佐賀のなかでは利便性が高く、車がなくてもストレスなく過ごせる兵庫北エリアのおすすめポイントを取り上げます。  

2-1.おすすめ理由

佐賀市のなかでも非常に利便性が高いエリアであることが、兵庫北をおすすめする1番の理由です。

徒歩圏に180の専門店が出店するゆめタウン佐賀があり、生活に必要なアイテムを揃えることができます。

また、佐賀駅まで徒歩20分なので、車がなくても基本的な生活に困ることがありません。

「車がないと日常生活にも不便さを感じる」という口コミもありますが、兵庫北エリアであれば電車を使ったストレスのない生活を送ることができます。  

2-2.移住者の声

実際に兵庫北エリアに住んでいる方は、次のような感想をもっています。

なにより佐賀駅に近いのが魅力。コンビニも近い。校区も良い。30代女性

佐賀駅が近く、歩いて行けるのが便利。また、ベランダ側に公園があるため、今後高層マンションが建つ可能性がないため、圧迫感もない。さらに適度に田舎のため、夜は静かでうるさくないです。多くのマンションが立ち並ぶ区画ですが、その中でも安全です。30代男性

参考:SUUMO

特に、

  • 佐賀駅へ徒歩で向かえる利便性がある
  • コンビニも近いが自然も多い

という点に満足している方が多いようです。  

2-3.兵庫北ならではの楽しみ

 
 
 
 
 
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兵庫北ならではの楽しみは、全国的にも有名な観光スポットへも気軽に足を伸ばせることです。

JR線が通っているため、吉野ヶ里遺跡や祐徳稲荷神社などの有名観光地にも電車で向かうことも可能です。

ちなみに兵庫北から吉野ケ里遺跡の最寄り駅である吉野ヶ里公園駅までは、電車で1時間、片道440円で向かえます。

また、車があれば福岡へ足を伸ばすことも可能です。

遊べるスポットが限られるという口コミのある佐賀県ですが、兵庫北エリアであれば、観光スポットや若者に人気エリアなどの選択肢が増え、遊びのバリエーションを増やすことができます。

3.利用したい移住支援制度

最後に佐賀県に移住する際に利用したい移住支援制度を紹介します。

大きなコストが必要になる移住ですが、移住支援制度を上手に活用することで経済的なゆとりを大きくできます。  

3-1.佐賀市の移住支援制度

まずは、佐賀市がおこなっている移住支援制度を紹介します。   

移住支援金

佐賀市では、次の条件を満たす方々に移住支援金を用意しています。

  • 東京23区から佐賀市へ移住した
  • 移住支援金対象の中小企業等の求人に応募し、新規就業した。または社会的事業分野で起業した ・移住支援金の申請時において、転入後3か月以上1年以内である

その他にも提出期限などの条件がありますが、移住してすぐに着手すれば2人以上の家族世帯100万円、単身者の場合60万円の移住支援金を獲得できます。   

3-2.佐賀県の移住支援制度

次に佐賀県がおこなっている移住支援制度を紹介していきます。   

佐賀県地方創生移住支援事業

佐賀県では、次の条件を満たす方々に移住支援金を用意しています。

  • 東京23区から佐賀へ移住した
  • 移住支援金対象の中小企業等の求人に応募し、新規就業した。または社会的事業分野で起業した
  • 移住支援金の申請時において、転入後3か月以上1年以内である

その他にも提出期限などの条件がありますが、移住してすぐに着手すれば2人以上の家族世帯100万円、単身者の場合60万円の移住支援金を獲得できます。 

まとめ

佐賀県へ移住をイメージする際には、まずは実際に移住した方々の口コミを確認することから始めていきましょう。

田舎にならではのゆっくりとした時間が流れるイメージだけで移住してしまうと、実際に住んでから後悔してしまうかもしれません。

具体的には、車がないと生活ができないエリアがある、雇用が不安定、佐賀特有の人間性に戸惑うといった点に、実際に住んだ方々は後悔しています。

今回おすすめした兵庫北のようなエリアであれば、口コミの多かった後悔しやすいポイントを解消しつつ、助成金を使えばお得に移住することもできます。